更新日: 2022.02.02  カテゴリー: 田舎暮らし

変わってる?田舎のバイト(副業)は何があるかあげてみた #かなとみなとの移住相談

こんにちは!かなはしもと(@khashimoto1105)です。

2022年の1月より「かなとみなとの移住相談」と題して、夫のみなとと一緒にTweeterのスペースで移住をテーマに配信しています。
話す内容は、家探しから仕事探し、移住のコツなど、色々。私たちが経験してきたことをベースにざっくばらんに話しています。

気になる方はぜひツイッターで#かなとみなとの移住相談をご覧くださいね。
リスナーさんの参加も大歓迎。今後は移住相談も受けていきたいなと考えています。

さて、こんな感じのスペースですが、アーカイブとして残らないのももったいないので、ブログ記事でも内容をシェアしていきたいと思います。

今回のテーマは “田舎のユニークなバイト” 。
私たちの経験してきたユニークなバイト(副業)をご紹介します。都会でもありそうなバイトから、報酬はシカの頭骨!?なんていう変わったバイトまで、バイトの種類に加えて、田舎の "物々交換経済" にも触れます。田舎移住を検討の方は、参考になるかも!

田舎のバイトの特徴

田舎といっても、飲食店やスーパー、コンビニなど都会と変わらないアルバイトもたくさんあります。けれども中には(というより大半は)、田舎ならではの経験が積めるアルバイトが色々あります。

ぱっと思い浮かぶ、農業や草刈りなどのほか、プロ野球選手とキャッチボールをするバイト、年配の方にスマホの使い方を教える……なんて変わったお仕事も。

そういった、田舎ならではのアルバイトは

  • マニュアル化されていない(考える力が多少必要)
  • 季節限定の仕事(短期OK、お祭り感がある)
  • 人手が足りないので大切にしてもらえる
  • 日程の調整がしやすい
  • 報酬がモノだったりする(生活費が浮く)

などといった特徴があります。

もちろんすべての仕事に当てはまるわけではないですが、知っておくと田舎でバイトをする時に、すぐなじめると思います。

実際に経験してきた田舎のユニークなバイト

ここからは、わたしたち夫婦が実際に経験してきた、田舎のアルバイトを紹介していきます。

(ちなみに住んでいるのは、海あり山ありの人口1万数千人の市町村です。)

居酒屋バイト

「漁師の食卓」というコンセプトのある居酒屋のアルバイト。チャレンジショップで開業した、期間限定の飲食店です。

小さなお店だったので、経営面も知ることができ勉強になります。新鮮な海鮮のまかないは最高だったそう。(夫談)

喫茶店のバイト

阪神タイガースがキャンプに来る球場の前にある喫茶店でのバイトです。キャンプシーズンになると、たくさんのファンが訪れるため、とてもいそがしくなります。

カフェのバイト

上記と似ていますが、こちらはジオパークセンターという観光施設内にある、ミュージアムショップみたいな感じのカフェです。

ランチを作ったり、お弁当配達をしたり、おみやげ物を売ったり、小さなカフェの業務全般を行いました。同い年の店長とこんなことしたらよさそう!などアイデア出したり、イベントの企画をしたりもしました。

選挙関連の仕事

地域おこし協力隊をしていたのもあって、市役所や議員さんから声がかかって選挙のお手伝いをすることもありました。

市役所からのお仕事は、投票所の事務。受付や投票が公正に行われているか確認するします。一日中座りっぱなしなので、小さい地域の担当だと時間が過ぎるのがとっても遅いです。経験はないですが、開票事務の仕事もあります。

議員さんからのお仕事は、選挙カーの運転や、選挙のポスターを貼るお仕事。土地勘が重要になってきます。

ゆずの収穫バイト

高知県はゆずの生産量が日本一。県内にいると、収穫の手伝いを頼まれるがよくあります。

調べてみてもらうとわかるのですが、ゆずの木は大きなトゲがたくさん生えています。収穫に行くと、全身傷だらけになってしまう過酷なお仕事なのです。けれども、パチンパチンと黄色い実をハサミで切っていくのは、やっていると楽しくなってきます。

収穫したゆずを分けてもらえるのも、嬉しいバイトです。

野菜を道の駅で販売

バイトというとちょっと違うのですが、自分で育てた野菜を道の駅や良心市で販売しました。

他の仕事をしながら、ほとんど初心者が作った野菜なので、大きな収入にはなりませんでしたが、月数千円~数万と副業としては楽しく、そこそこ稼げたのかなと思います。

シキミの束ね作業

シキミという植物はご存知でしょうか。高知県には、お墓に供える花卉としてシキミが栽培されています。

山から取ってきたシキミの木をカットし、花束のように束ねていく仕事です。なかなかセンスのいる仕事で、慣れるまでは何が正解なのかわかりません。ですが、これもゆずと同様慣れるとドンドン楽しくなってきます。

ちなみに初めてこの仕事を手伝ったときは、”シカの頭骨”を報酬としていただきました。
私のことを理解してくれているおじちゃんからのプレゼントで、私は大喜びでした(笑)

シキミ山の草刈り

上記のシキミが栽培されている山の草刈りです。約70ヘクタール(東京ドーム16個分)の山の急斜面を(もちろん一部)、スパイク付きの地下足袋を履いてのぼり、草刈り機を振り回します。

今までやった中で、一番体力的にきつい仕事でした。

お墓の草刈りバイト

ご近所さんから頼まれ、お墓の草刈りと、木の伐採をしました。バイトというより、おばあちゃんが孫にお小遣いをあげて手伝ってもらう感覚のやつです。

その他農業系バイト

実際には経験していないのですが、JAのイモ洗いバイト、農家さんから千両(お正月に飾る植物)の収穫のお誘いを受けたこともあります。

漁師の手伝い

夫が仲良しの漁師さんのところへ手伝いに行きました。

漁の繁忙期に漁師さんのお手伝いをするのですが、丁寧な説明どころか、指示もほぼなく、自分で考えて動くしかないバイトです。まさに、マニュアルのない仕事の究極系。漁師のことを理解し、その場その場で対応できないと、なかなか難しいお仕事。

時給換算すると2000円/hくらいの時もあり、割のいい仕事で、お魚もたくさんもらえます。

魚加工場のバイト

魚といっても、ここの地域(高知県安芸市)の主なものは “じゃこ” 。水揚げされた生のシラスを、釜揚げにし、干して製品にします。

残念ながら現在は、お店を閉めてしまった加工場でのバイトでしたが、お店を継ぐこともできたようです。(推定純利益1000万以上なのだとか。夫談。)

田舎には、稼げているのに高齢化で事業を畳んでしまうお店も多いようです。
継業補助金などもあるので、田舎移住を検討していて興味のある人は参考にしてみてください。

スマホの使い方を教えるバイト(報酬は魚)

漁師つながりですが、スマホの使い方がわからない年配の漁師さんに、LINEの登録やFacebookの登録をお手伝い。

報酬はお魚だったそうです。(漁師からなので新鮮そのもの)

プロ野球選手とキャッチボールをするバイト

阪神のキャンプ地である安芸市では、キャンプシーズンに人手がいるそうです。夫が誘われたのはなんと、プロ野球選手とキャッチボールをしたり、球拾いをするお仕事です!

非公開求人ではありますが、こんなユニークな仕事の話が回ってきやすのも田舎ならではなのかな、と思います。

田舎のバイトがオススメな人

色々と田舎のバイトを紹介してきましたが、そんな変わった仕事あるのかよ!というものもあったのではないでしょうか。
それもそのはず、田舎といってもさまざまな産業、さまざまなニーズがあり、ニッチな分野も多いのです。

きっと、田舎のバイトを探してみると、それぞれの地域で全然違うお仕事に出会えるはずです。

そんな田舎のバイトをオススメできるのは、”好奇心旺盛” で “時間的自由がある” 人。

フリーランスで主収入があり+αで田舎を楽しみたい人や、地域おこし協力隊で卒業後の進路を考え中な人、副業ではなく複業をして現代の百姓として生きていきたい人は、ぜひぜひいろんな田舎のバイトにチャレンジしてみてほしいなと思います。

地域おこし協力隊については、こちらの記事に詳しくまとめました。

今後もツイッターのスペースで移住関連のこと発信していくので、フォローよろしくお願いします。

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