軽バン「エブリイ」をバンライフ仕様にDIY【車内公開】 | 旅と暮らしを楽しむ かなの自然体験記
更新日: 2020.07.29  カテゴリー: DIY,バンライフ

軽バン「エブリイ」をバンライフ仕様にDIY【車内公開】


こんにちは!かなはしもとです。

しばらくブログの更新が滞っていたので、近況報告がてら、現在実践中のバンライフについて書いていきたいと思います!

それでは、写真たっぷりで、すみずみまで紹介していきましょう。

ベース車はスズキエブリイ

私の乗っている車は、スズキのエブリイです。新車で購入しました。

全部コミで123万円ほど。

(はじめは中古で探そうかなと思ったのですが、バンタイプは仕事用として使い込むので、比較的新しいものが中古で出回らないそうです。)

購入する前から、バンタイプの軽自動車がほしくて、いろんなカタログを見てこちらに決めました。バンライフ仕様にDIYしている方も多い車種で、価格も一番お手頃だったのが決め手でした。

色は海沿いに住んでいるので、錆びにくいと言われたシルバーです。
山道を走ることや砂浜へ行くこともあるだろうということで、4WDに。

マニュアル車の方が価格が安かったため、MTを選びました。(MT免許持ってるくせにMT車運転できないのが嫌だったのもあり…。自分の車ならすぐ慣れますしね!)

利用シチュエーション

わたしが車に乗るタイミングは以下の通り。
かなり幅広い使い方をしているんじゃないかと思います。

以下すべての用途に使えるのが、バンのいいところ。
さまざまな用途がある方はバンがおすすめですよ~

  • 買い物、通勤など普段づかい(田舎には必須なのです)
  • 県外から遊びに来てくれた友だちの送迎
  • 県内外への旅行(基本は車中泊)
  • 売り歩きの旅
  • 農業道具、作物などの運搬
  • ヤギの運搬
  • 居住

たまに(?)という使い方がありますが、気にしないでください。順に解説していきます。

これだけ多用途に使えますよーということなので、早く車内を見たいよって方は飛ばして、次の見出しへどうぞ。
バンライフ仕様車 DIYエブリイの中身

買い物・通勤

はい、一般的な使い方ですね。

高知県は田舎なので、車がないと行動範囲が驚くほど狭くなってしまいます!
天候が悪い時はすこぶる悪いので、自転車や原付では大変な時も多々あります。
なので車は必須!

また、細い道も多いので、軽一択でした。

友人を乗せる

自分と彼氏だけが乗るのなら、軽トラハウスもなしではありませんでしたが、県外から友人が遊びに来てくれることもあります。

そんなとき、やっぱり何人か乗せれるといいです。
ゲストハウスをやっていたので、ゲストの送迎もできればいいなということで、軽トラはやめました。

※今はニートではありません。

県内外への旅行

旅がすきです!
最近はあまり行けてないですが、この車でいろんなところに行ってみたいです!

貧乏旅が常なので、車中泊も快適にできる、フルフラットなバンは最高ですね。
車中泊、ここはぜったいに譲れないところでした。

売り歩きの旅

みなさん、「???」となったのではないでしょうか?

要は移動販売をするってことですね。
といっても、キッチンカーにするとか、ガチのやつではありません。

イベント的に、年数回、高知のものや自分の商品を乗せて、旅しながらお店ができたら素敵だなと思っています。

少し前は、知り合いの開催するイベントに出店させてもらいました。

こんなとき、荷物のたくさん載るバンなら、こわいものなし!
イベント一日分の商品なら余裕で載ります。

農業道具・作物の運搬

昨年まで、畑をやっていました。家庭菜園よりもちょっとがんばっている、道の駅に出すくらいのレベルの畑です。

家から畑まで少し距離があったので、というか重い道具や収穫した作物を載せるためには車は必須です。

泥のついた作物や、草刈り機などもバンバン運べてしまうので、使い勝手がいいですね。

ヤギの運搬

二度目の「???」ではないでしょうか?

ヤギ飼っているんです。

うちにやってきた時もこの車に乗ってきました。
動物病院も車でいきます。

まあ、ヤギに限らず、中型犬以上の大きさの動物を飼っている方には、汚されても気にならないバンはいいですよ!

居住

バンライフ!
住めます、この車!!

身長162㎝のわたしだったら、足をのばして十分快適に寝られる広さです。
横幅も人間2人なら十分です。

天井も高めなので、座った時も圧迫感がありません。

そして、次に紹介するように、中を少しDIYすれば、もうそこは家になります。
わたしなんか、本棚も作って、この中で丸一日放置されても困らないくらい、充実した車内に仕上げています。

バンライフ仕様車 DIYエブリイの中身

それではさっそく、バンの中身を紹介していきましょう!

まずは運転席。
ここは特に何も手を加えていません。

シガーソケットに携帯の充電器さしてます。
ビニール袋を灰皿にぶらさげ、ゴミ箱代わりに。

後部座席はいつも倒しています。
運転に疲れたら、すぐゴロゴロして休憩できます。

フルフラットといえど、すこし凹凸があるので、クッションシートを敷いています。
真ん中の部分だけ穴が開いているので、クッションシートを丸めたものを突っ込んでます。

お布団は家で使っていたものをそのまま使用。

はーい、天井はこんな感じです。
ファンシー。

こちらが、荷台部分に取り付けた棚です。

左側が本棚。

右側には色んな小物を入れています。

棚はすべて廃材を使ってつくり、車に穴をあけないように、備えつけのナット穴に固定しています。1つの棚につき、2つのナットで固定しています。

重みのあるものを載せていますが、今のところ大丈夫ですね。
もし不具合が出てきたら、そのとき対策を考えようと思います。

そして、ここが一番のポイント、テーブルです。

ホームセンターで買ってきた安いコンパネを切って作ったものですが、なかなかいい感じです。

寝た時に膝があたらないようにと、座って使う時にちょうどいい高さになるように気を付けました。

あとは、カーテン替わりの布をひっかけるロープを渡せるよう、フックをさしているくらい。

意外とかんたんなDIYではないでしょうか?

生活用品の収納

居住もできるバン、ということで、生活用品もしっかり載せています。
持ち物が元から少ない人なら、少し整理するだけで、余裕でマネできちゃいます。

こちらは運転席の後ろにつけているポケットです。
寝起きで、手の届くところに色々あると便利だな~ということで、この位置につけました。

ライトや歯ブラシ、お菓子、トランプなどが入っています。
赤いポーチは救急セットで、一通りの手当てセットや薬が入っています。

右上にちょろっと写っているのは、ラジオを入れたポーチです。
普段聞きませんが、念のため。

しまうまのポーチには、お菓子が入っていますが、普段はここにトイレットペーパーを入れ、ティッシュ代わりに使っています。

このクッションは、クッションの役割だけではありません。

クッションカバーの中に服やタオルを詰めた、収納グッズでもあるのです。
ちなみに私は服は少ない方なので、アウター以外はすべてここに収まります。

後部座席は倒しても、足元に少し隙間ができるので、傘や靴を収納しています。
土足で踏む部分なので、少し汚れたものを置いておくのにも抵抗はありません。

小物は先ほど紹介した、荷台スペースの棚ふたつと、車にもともとある収納スペースを使っています。

以上、収納スペースはこんな感じです。

いるもの・いらないもの

実際にバンライフ仕様のエブリイの中で過ごしてみて、必要だと感じたもの、必要そうで実は不要なんじゃないかと思ったものをまとめておきたいと思います。

人それぞれ意見は分かれるところではありますが、参考にしてみてください!

必要なもの

テーブル

これは一番活躍してくれています。
ごはんを食べるときも、作業するときも、寝るときの荷物置きスペースとしても便利です。

取り外し式にしたのも正解で、荷台を広く使いたいときは外して使っています。

布団

こちらは家にあるもので十分です。

エブリイには、シングルの布団(ニトリのもの)がちょうどよく収まります。
縦が少し長いので、頭側を下に折り込み、枕のようにして使っています。

追記:最近ニトリの硬質マットレスセミダブルに変えました!二人で寝ることが多いので、少し広くなって快適です◎

マグネット式のライト

やっぱり夜、車の中で過ごすには必要です。

私は、アマゾンで見つけたマグネット式のライトを使っています。
懐中電灯としても使え、灯りの調節もできて、なんとモバイルバッテリーとしても使える、スグレモノ!

値段も高くないので、おすすめです。

追加で買った、こちらはスタンドタイプ。
照度はこちらの方が高いので、最近はこっちばかり使っています。

ポータブルバッテリー (&ソーラーパネル)

まだ私は手に入れてないのですが、ポータブルバッテリーは欲しいです! やっと手に入れました!

今は、電源のあるカフェを探して、携帯の充電や、パソコン作業をしていますが、時間もかかるし、ど田舎だとカフェが遠いこともしばしば。
自由に過ごすためには、やはり手元に電源が必要です。

わたしが選んだのは、Jackeryの400Whのものです。このサイズがちょうどいい!!

ポータブルバッテリーはいろんな種類があり、とても迷うと思うのですが、1週間くらいの旅行で機器の充電くらいなら、400Whくらいがちょうどいいんじゃないかなぁと思います。
容量が少ないと不安になるし、多いとかなり重くてかさばるので、用途に合ったサイズ選びは重要です。

Jackery ポータブル電源 400は、最大電力200Wの機器が給電でき、多数の設備や端末に対応できます。

液晶ライト(5W)が約69.6時間、ノートパソコン(50W)が約6-7回、小型ドロンが約6-7回、携帯電話(12W)が約35-40回、ミニ冷蔵庫(40W)が約8.5-12時間使用できます。

製品ページより

小型扇風機

こちらも今後購入予定。 購入しました!
外は涼しいのに、車内で過ごすと熱がこもるってときに使いたいです。

価格を重視して、首振り機能なしのものを購入してしまったのですが、やはり自動首振り機能は必要です!
今から買う方は、ぜひ首振り機能付き、USB充電、クリップ式のものをおすすめします~!

不要なもの

シンク

シンクやコンロなどは不要かなと思います。
キャンプ場等の炊事場などを使わせてもらえばOK。

コンロは車に備えつけなくても、キャンプ用のコンロの方が便利です。

日本だと、排水の処理をさせてもらえるところが少ないので、管理の手間を考えるとない方がいいと思います。車内で場所も取りますし。

小型冷蔵庫

これもなくてOK。

食べ物は食べきれる分だけ持ち、ストックは乾物で十分。
どうしても保管したいものがある場合、クーラーボックスに入れて、買った場所で氷をもらって(港があれば、漁協の氷販売機で調達)冷やすのでも十分です。

密閉できるクーラーボックスなら、2日ぐらいそれで大丈夫。

トイレ

日本でバンライフするなら、いらない。

まず処理できるところがほぼないし、場所も取ります。
田舎でも車を走らせれば、コンビニや道の駅など利用させてもらえるところはたくさんあります。買い物ついでに利用すればOK。

海外のバンライファ―たちやキャンピングカーを見ると、ある方がいいのかなって思うかもですが、たぶん日本でなら使わないまま終わるでしょう。

どうしても心配な方は、お守り替わりにポータブルトイレを車に積んでいるというバンライファーもいるので、準備しておくといいですね。

防災にも役立つ!

このご時世、災害時の感染症も気になります。プライバシーを確保したいとも思うでしょう。エコノミー症候群などに気をつければ、防災にも役立ちます。

新型コロナウイルス対策として、車で避難してきた人の車中泊にも万全の体制を築こうという全国でも珍しい訓練が8日、高知県日高村の指定避難所の社会福祉センターであった。民間の防災団体が避難所を管理する村の職員らのために企画した。車中泊の駐車場は「3密」防止へ1台分ずつスペースを空けるなどの策を伝授した。

車中泊もコロナ対策、高知の避難所で訓練 ー日本経済新聞(2020/6/8 19:57)

ちなみに写っているのは、この記事に登場した車。

わたしもいざというときはこの車で生活できるよう、ラジオ、救急セット、生活用品、食品は常備してます◎

まとめ

意外とかんたんにバンライフができそう!と思っていただけましたでしょうか?
これを参考に、車中泊を楽しんでくれる方が増えるといいなと思います。

noteでもバンライフについて書いているので、気になった方はぜひチェックしてみてください!

https://note.com/kana_hsmt/m/m053972aeac7a

追記:テレビでも取り上げてもらいました!

NHK総合 (2021年8月12日)
軽四キャンピングカーがゆく「特別編 教えて!あなたの軽キャンライフ」

バンライフカップル
バンライフ

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