信楽で見つけた面白い企画に参加してみた【みんなで作るアート】
陶芸家 ウ グァンホ による”一万個のプレゼント”プロジェクト
この間、信楽の陶芸の森へ行った時におもしろい企画に出会いました。
「一万個のプレゼント」
このプロジェクトは韓国の陶芸家、ウ グァンホ さんによるものです。
彼が作った一万個の作品は私たちにプレゼントされます。私たちは自分の好きな場所で写真を撮り、それを彼に送ります。
作品はタヌキと頭。これらは10種類以上の大きさで、色や焼成方法が異なります。
実際にどのプレゼントをもらおうか色々見ていたのですが、それぞれに個性があり、選ぶのにとても時間がかかってしまいました。
こんな風に棚に多数の頭が並んでいます。なんて迫力なんでしょう。ちょっと不気味にも思えてきます。
この頭ですよ?なんか、なんにもしてないけど触ったらバチ当たりそうな、そんな感じ。
棚の隣にはこんなことを書いたものが。
プロジェクト”プレゼント”は次の意義を持ちます。
‘場所性’
一般的に作品は作家のもとから離れて所蔵者が持つある場所に置かれると非常に制限された存在となります。頭とタヌキは受け取った方々の考え方によりそれぞれ違う場所に置かれると同時に写真に撮られfacebook、Instagramなどweb空間に存在することになります。
‘相互性’
作品を受け取った方々は写真を撮るため考える時間を通じて私も共感します。頭とタヌキは所蔵者の様々な考え方により新たなイメージに生まれ変わります。
‘差異性’
頭またはタヌキは様々な方々にプレゼントされます。職業、文化、人種が異なる方々に撮られた写真はどのような違いがあるでしょうか。その結果が楽しみです。
写真を撮ってみる
さっそく、琵琶湖のほとりで撮影して見ました!
近くで子供たちが遊んでいて怪訝そうに覗いてきますが、おかまいなしで撮影を続けます。
この日はどんより曇り空。でもそれがちょうどいい。
色々試してみたのですが、ピンと来るものが撮影出来なかったので自宅でも撮影してみました。
ボタンやパーツをばらまき、家族とあーだこーだ言いながらパシャリ。
たくさん撮った末に選んだ写真はこの写真。ウさんに送りました。
作品はウさんのfacebookへ
ウさんのfacebookには、様々な場所から送られて来た写真があります。
ウ・グァンホ facebook
色んな発想があってほんとにおもしろい。
このプロジェクトは2017年まで続き、最終展覧会が開催されます。最終展覧会はぜひ行ってみたい!どんな作品が集まって来るのか楽しみです。
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今回寄った信楽は、日本六古窯といわれる焼き物の産地。
散策がとっても楽しい町でした。
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