地域づくりを考えるなら、まずは住民が気がるに話し合える場をつくろう | 旅と暮らしを楽しむ かなの自然体験記
更新日: 2018.01.23  カテゴリー: 地域おこし協力隊

地域づくりを考えるなら、まずは住民が気がるに話し合える場をつくろう

はじめに

どーも!室戸市地域おこし協力隊のかなはしもと(@khashimoto1105)です。

最近、協力隊の活動のことについて書けていなかったので、近況報告です!

先月、今月は日南はっけん展などの外向きの発信ではなく、地域の内側へのアプローチを重視して活動しています。

地域の将来を考えるワークショップ

講師を招きワークショップ

とあるイベントで知り合った、講師の方に来ていただき、地域の将来を考えるワークショップを実施しました。

自分だけではなかなかこういったWSを、うまくできないので良い機会となりました!
地域づくりワークショップ

無意識の部分を可視化

WSでは、まず、みなさんに日南の良いところや日南にあるものを順番にあげていってもらいました。お米、田芋、猪など食に関するものや、運動会、元気、など、人に関するものなど、たくさんのキーワードが出てきました。

一通り出たところで、日南の暮らしで不安なところについても意見を出し合いました。車に乗れなくなった時のことや、後継者がいないことなど、近い将来直面する課題があがりました。

ワークショップで出た意見

このように意見を出し合うことで、良いところや悪いところ含め、地域の現状が可視化されました。普段、頭の中にはあるけれど、意識はしていなかった部分かもしれません。

現状を把握したうえで将来を組み立てる

将来の不安はどうしても消えないものですが、それまでにできることはあります。
例えば、日南には作物や昔の技術などお金にできるものがあります。それらを活用しモノの流れを作ることができれば、ヒトの流れができます。そうすると、道もよくなるし、町までの足も心配なくなるかもしれません。

これはあくまでも例えのお話ですが、このように地域の未来を地域的に話し合い、みんなで将来像を描いていくことが必要なのだな、と感じました。

モーニングも始めました

集いの場作りにモーニング

日南の 日南住民による 日南のための モーニングです。

地元野菜のサラダとトースト、卵、コーヒーで¥200。

地域住民が気軽に集まって話せる場になれば、と日南のおばちゃんと一緒に企画しました。

日南のモーニング(地域の集いの場)

2回目のモーニングは寒い中、20人ものお客さんが来てくれました。

集いの場が話し合いの場に

何気ない日常の会話をしたり、昔のことを教えてもらったり、これからこんなことができたらいいね、って話をしたり…。こういった気軽に話せる場所が、これからの地域について考えたり、意見を出し合う場になればいいなと思います。

モーニングのプレート

WSの続きで、日南の良いところを教えてもらい、模造紙に書き加えたりもしました。
WSには来れなかった人からの意見や、その時は思い付かなかったことなど、キーワードがたくさん増えました。
この模造紙はしばらく貼っておき、適宜、思い付いたことを書き足していってもらうようにします。この模造紙を、この地域をどうしていきたいか、考えるための材料としてぜひ活用してもらいたい!

今後も、モーニングを中心にこういった、真面目に地域の未来について話せる機会を作っていこうと思います。

関連記事一覧