更新日: 2018.09.14  カテゴリー: 地域おこし協力隊

ゲストハウス開業目指して古民家へ引越し|借りる手順と借りてからの話

古民家借りて宿泊業 地域おこし協力隊のナリワイづくり

概要

民宿やゲストハウスを開業したい地域おこし協力隊も多いのではないでしょうか?

この記事は、わたしが宿泊施設開業を目指し、空き家を探した体験談です。見つけてから引っ越すまでの手順を書いたので、空き家を借りたいけど、いったいどうすれば?という方は必見です。

はじめに

こんにちは!室戸市地域おこし協力隊のはしもとです!

橋本果奈プロフィール写真

◎橋本果奈(はしもと かな)
◎1992年11月5日生まれ
◎大阪府高槻市 出身
◎高知県室戸市 在住
Twitter → @khashimoto1105
お問合せ → お問合せフォーム

 

室戸への移住ってどんな感じ?サクッとわかるまとめ

わたしが宿泊施設を開業しようと「古民家への引っ越し」したことについてまとめました。

協力隊の中には民泊やゲストハウスの開業を目指す方も多いのではないでしょうか?
わたしの場合、任期後のオープンを目指していますが、借りるに至るまでのことで参考になるかと思います!

≫起業したい私が就活を早々にやめて地域おこし協力隊を選んだ6つの理由

古民家借りようと思ったきっかけ

もともと地域おこし協力隊になる前から、長期滞在型のエコツアーをナリワイにしていきたいという思いがありました。

そのため、イベントや宿泊施設に使えるような空き家を探していたのです。

わたしがやりたいことはこちら
≫休学してタイで動物保護ボランティアをしたら起業したくなった話

古民家に住むまでの準備

仮住まい

田舎で空き家を探すのは、少し時間がかかります。
うちの自治体では地域おこし協力隊の任期中は県営アパートを貸してもらえます。そこを拠点にして活動しつつ、空き家を探していました。

色んな人に声かけ

田舎では空き家が眠っていることが多く、人づてで探すのが一番です。もちろん空き家バンクなどもあるのですが、なかなかストックは多くありません。

なので、知り合いに空き家を探していることを伝え、情報を集めます。

空き家が見つかった!

貸してもらえそうな空き家を紹介してもらえたら、今度は大家さんと話します。改修費や、残っている荷物はどうするのか、DIYやペットはOKか、火災保険や宿泊施設にすることなど話す内容はたくさんあります。

家を見せてもらう時にいろいろ聞けるよう、聞きたいことをリストアップしておくと役立ちますよ。

借りることを決める

他の空き家と比べてみたり、話をして、気にいったら今度は借りる段取りに入ります。

一番の悩みどころは家賃について。田舎の一軒家は相場があってないようなものです。近所に貸しているところがあればそこの家賃を参考にしたりしましょう。他の移住者たちの家賃も参考にさせてもらうといいと思います。

また、後でトラブルが起こった時も気持ちよく解決できるよう、契約書を交わしておくと安心です。台風で屋根が飛んだらどちらが直す?など突然のトラブルがあるかもしれません。

【やってみた】古民家へ引っ越し!

かたづけ

空き家を借りるとよくあることなのですが、前の住人の荷物が残っていたりします。わたしの場合は、自分と大家さんと友人で一気に片付けました。必要なもの不要なものは大家さんに仕分けてもらいました。かなりの量だったのでなかなか大変でした。

物の処分

物の処分も普通ゴミで出せるものならいいですが、そういうものばかりとも限りません。大きな家具類、金属類などはシルバー人材センターに頼み、処分をお願いしました。近隣市町村に処分場があるので、そこまで軽トラで何往復かしてくれました。

改修(プロに任せる部分)

古い空き家だと改修が必要な個所が出てくると思います。うちはお風呂と床、玄関扉の改修を大工さんにお願いしました。90万ほどかかりましたが、半分は移住者向けの補助金を使うことができました。

費用についてはこちらにも書いています。
≫【体験談】24歳の私が手取り13万で7DKに住めるワケ

DIY(自分たちでやる部分)

自分でできるところは、友人に手伝ってもらいながらDIYしました。基本はペンキ、漆喰など塗る系です。楽しいけど、時間かかりますね。

引っ越して必要なもの揃えていく

ある程度家が住める状態になってから引っ越しました。DIYは何にも置いていない状態がやりやすいので、主に使う部屋を最初にすましました。大きい家具を設置するとどかすのが大変ですからね。あとの空き部屋は住みながらDIYする感じでした。

よかったこと

この古民家を借りてよかったことは以下のとおり。

  • 担当地区と近くなった(その条件で探していたため)
  • 担当地区住民と心の距離も近くなった!(気がする)
  • 理想の広い家
  • 家に人を呼べるように!(イベントや宿泊も)
  • 民泊の受け入れ3回しました

今後の展望

今後の具体的なスケジュールとしては、来年1~3月に設備投資、開業手続きを済ませる予定です。

というのも、地域おこし協力隊の起業支援金100万が出るのが、年明けあたりなんですね。なので、そこに合わせて大きく動き出そうと思います。

それまでは、必要なもののリストを作ったり、事業計画書を作ったりまだ片付いていないところに手をつけたりします。

まとめ

一軒家を借りるとか、ひとりで住むとかは全くの初めての経験だったのでわからないことだらけでした。(新卒の20代、そりゃそうだ。)

なので、けっこう色んなやりとりにドキドキしたのですが、大家さんがいい人だったし、市の移住担当の職員さんにいろいろと教えてもらいなんとかすんなりいけました。

田舎で理想的な物件にめぐりあうコツは、仮住まいに住みつつ、じっくり探すことかなと思います。

空き家は眠ってるんでね。

ということで、今日はこのへんで。

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