【目標達成テクニック】WOOPで未来をふりかえってみた|方法と具体例(年間目標)を紹介します
はじめに
どーも!室戸市地域おこし協力隊のかなはしもと(@khashimoto1105)です。
今年は、地域おこし協力隊の任期も最後!協力隊と同時並行でゲストハウスも始動!起業に向けて準備できるラストイヤー!(個人事業主としての開業は今年する。)と、変化の大きな年になります。
そんな一年を有意義に過ごすために、ブロガー八木仁平さんも実践していたWOOPというテクニックを使って、2018年を未来から振り返ってみようと思います。
参考にした記事がこちらです。
目標達成の確率を2倍にするテクニックがあるので、2018年の目標で実践してみた #今日のクエスト
振り返ったテーマ
- 地域おこし協力隊の仕事
- 起業に向けた動き
- 発信力の強化
- 能力UPに関すること
振り返ったテーマは以上の4つです!
このテーマの中でもさらに細分化して、9項目やってみました。
WOOPとは?
まずは、WOOPについてかるく紹介。
「WOOPの法則」とは、目標達成を円滑にするプロセスについて提唱した法則です。
アメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士による20年以上にわたる研究の末に体系化されました。
WOOPとは、「願望(Wish)」「結果(Outcome)」「障害(Obstacle)」「計画(Plan)」という四つのステップの頭文字をとったもので、このステップに沿って行動していくことで目標の達成率を高めることができます。
目標の種類や属性、達成までの長さにかかわらず効果のある方法として、注目される考え方です。
https://jinjibu.jp
WOOPを使った目標設定方法とは?
私の場合は、WOOPのテクニックを、達成したい年間目標の項目ごとに応用してみました。
願望 Wish
まずは、達成したい項目の内容を書き出します。ここでは、叶った前提で過去形で書いていきます。
年間目標なので、一年の総まとめをしている感じです。
より具体的なほうが、目標をイメージできるので◎
結果 Outcome
一年間は長いので、3か月ごとに区切り、その時達成できているであろう結果を書いていきます。
障害 Obstacle
目標を達成する中で起こるであろうトラブルを想像して、出会った障害として書いていきます。
目標を立てる中で、こんなことでつまづきそうだな、と思うことを書き出してください。
計画 Plan
起こるべく障害にどうやって対処していくのか、克服方法として計画を練っていきます。
以上が一連の流れです。
ご自身の達成したい目標に合わせて、テンプレートを作るとやりやすいですよ!
A4サイズのテンプレートWOOPを使った目標管理シートは、記事の一番最後から、ダウンロードできます。
ぜひ活用して、目標達成に役立ててくださいね。
それではここからは、具体例として、地域おこし協力隊のわたしが立てた目標を書いていきます。
協力隊 ーコミュニティ作り
内容
これが協力隊の仕事の中でも特に気持ちを入れてやった仕事。
月2のモーニングが地域のいい話し合いの場になって、地域に前向きな空気が流れだした。地域の人が主体になって、定期的に居酒屋やサロンを開催するようになって、コミュニティ形成のきっかけを作れたかなと思う。
はっけん展に関しては、昨年度まではかなりエネルギーを割いてきたが、3年目となるとだいぶ慣れて準備も1週間くらいでできるようになった。この感じだと、これから先も続きそう。
日頃行ってることの副産物をイベントに当てれたこと、自分の事業と結び付けて、収益が出る仕組みにできたことがよかったのかも。
3月には
月2のモーニングが定番化してきた感じ。いい情報交換の場所になってる。
調理室の件も無事進んでいる。
1月にやったWSをきっかけに地域の人たちに日南の未来を考えようという機運が出てきた。あの後、3回ほどWSをやったのだが、集落営農の話や後継者の話を具体的に検討しはじめ、いい流れができている。
6月には
はっけん展についてほとんどの構想ができた。この方法でやれば自分が継続的にかかわれる。夏のはっけん展で試してみよう。
シキミ組合に、新しい人を入れる仕組みが見えてきた。あとは、賃金を払うだけの生産性をどうするかというところ。もう少しだけあげれれば大丈夫そう。
9月には
日南はっけん展も成功をおさめ、モーニングをはじめとした、コミュニティも形成されていってる。
サロンは1回、居酒屋は2回開催したことになる。これらの取り組みはすべて無理のない形なので、自分が協力隊をやめても続くだろうなと思う。
春以降もWS(話合い)の機会を設けたことで、集落営農なりなんなりの組織化について動き出した。勉強会も積極的に開かないとあかんな。
出会った障害
・モーニングも定期化するまでエネルギーが要った。途中でもうやめておくか、という話も出てきた。
・はっけん展に関する新しいアイデアがなかなか浮かばなかった
・WSをやるのになかなか腰が重かった
克服方法
・とりあえず続けようということで、他の人が出れない時は私が一人で運営した。定着するにつれ、メニューもパターン化して楽に、来客も増え良い雰囲気になりモチベーションもあがった
・早くから考えておくこと(4か月ほど前)と、自分の事業にいかに近づけるかという視点を持つことで、今までとは全く違うシステムでやるアイデアが浮かんだ。1回目でお試、2回目でこれから先もできるというてごたえもつかめた。
・コミュニケーションをたくさん取ることでさまざまな思いを聞けた。将来のことを考えるにはやっぱりその機会を設けるのは大切なのでWSするに至った
協力隊 ー日南ブランド
内容
主にネットショップにおいて、収益を伸ばせた。年商200万も突破することができた。
今では日南・大平地区の生産者のほとんどがこのショップ利用者である。日南ブランドとしてのイベント出店や契約販売の話も出てきて、さらに売り上げを拡大できる見通しも立ってきた。
3月には
この3か月間、ブランディングに関する本や事例を読み漁ったおかげで、日南産物のブランド化の道筋がはっきりと見えた。あとはやるだけである。
ふんわりとは地域の人とも話しているので、出品者もなんなく集まる。すでにこの商品を出したいと言っている人も数名いてる。
6月には
3月~4月初旬はサイト作成に力入れた。といってもBASEを使ったのでデザインとABOUTページ。
商品追加ごとに、生産者の写真付きで紹介してるから、SNS経由で紹介した時、反応いい!
写真撮って、文章考えてってするのは手間もかかるけど楽しい。
9月には
サイト開設して3か月たった7月くらいから売り上げが伸びてる。
登録商品数も増えて、充実したネットショップになった。新商品のお楽しみセットが出してもすぐ売り切れちゃう。他に出してる野菜をこっちに流してもらうように交渉中。
価格はこのネットショップの方が高いから地域の人の反応もいい!
出会った障害
・ブランド化に関する知識が全くないままスタート
・発送管理に苦労した
克服方法
・1-3月にかけてブランド化に関する本を読みまくったのが効いた。常に情報感度を高くして、知識のある人に話を聞く機会を作ってたのも良かった。
・ふるさと納税やってる人のやり方を盗んで改善。ある程度の仕組み化もできてきた
起業 -ゲストハウス
内容
宿泊客182人の目標もなんなくクリア!
基本金土営業にも関わらず、知名度もあがり、旅行サイトやブログ、ガイドブックにも多数掲載された。
春夏は問合せが多数あって、平日もオープンすることに。家族やバイトで手伝いに来てくれて助かった。
一般客の他にふるさとの友人知人が来てくれてすごくうれしかった!
3月には
4月オープンほんとに間に合わんかと思った!
だいぶ駆け足で色々と進めてきて大変!!
何だかんだで、消防設備の設置も間に合い、保健所への書類の提出も完了した。自分のターンで物事がストップするのを徹底的になくして、物事まわせたおかげで乗り切れた。
6月には
オープンしてすぐはやっぱりお客さんが少ない。
リアルな場でも宣伝に力入れようと、イベント出たときなんかはゲストハウスのこと話してる。大手のサイト登録してるおかげでお遍路さんの利用はあるので、じわじわ存在感を増していこうと思う。
知り合いには友達が来た時使ってねって伝えてある。2人以上で来ると2000円割引!のチケットもだいぶ配ったのでこれに期待。
9月には
夏休みシーズン入ってからネット経由で訪れてくれる人が増えて、宿泊客数もUP。
ゴールデンウイーク中のドタバタはほんと手伝ってもらえて助かった!満足してかえってくれる人が多くて一安心。
秋からはすこし落ち着いて運営できそうかな。
出会った障害
“集客に対する不安
・夏場の人手
克服方法
・集客に関しては、各種サイトにのせる事、HPをしっかり作りこむことで乗り越えられた。ゲストハウス用の名刺を各地で配っていたのも良かったかな。知り合いの知り合いや、協力隊仲間にはよく利用してもらえたのも大きい。イベントを打ったことも効果的やった。
・人手不足は母、いとこに助けてもらえた。室戸でもたまにバイトで入ってくれる人がいた。
起業 -農作物生産
内容
半農半Xでやったろ!って意気込みで農業もだいぶ力いれた。
事業計画にのせてた数値にも到達。日南のネットショップで半分は売れたかな。
定期便にも品質のいい作物をのせれてよかった。
収穫体験のプチイベントも開催して、そこから新規の定期便契約もゲット!
試しに販売してみた中国向けのものも反応が良かったので、広げるのも手やな。
3月には
取りあえず、今のところ順調。畑へは2日に1度通うペース。
草が増えてきたのでもっぱらその作業。
6月には
とれる作物ができてきたので、宿での収穫体験もはじめた。
肥料をまくのが大変やったな、暑かったし。
9月には
ボタナスの売り上げが素晴らしかった。作った分作っただけ売れた。
ネットでの販売が6割だったので、単価も高くキープ。定期便の反応も良かった。
出会った障害
・なんといっても他のこととの両立が大変
・収穫イベントは開催日時が読めず苦労した
克服方法
・とにかく、時間がなくても頻繁に足を運ぶことで、少しずつ仕事を進めた。頻繁に行くため草が大繁茂することもなく比較的楽にやれたんじゃないかな。
・常に何かしらの小イベントを開催していたので、固定客がつき、直前告知でもある程度は人が集まった。
起業 -体験
内容
通年イベントは4回で実施。毎回定員いっぱい人が集まって、内容的にも満足度の高いものになった。
このおかげで、人脈もできたし、またツアーやってよって地域からも期待されてる。
プチイベントは数知れないほど開催したなあ。なれたもので、手持ちカードも増え、いつでもパっと開催できるようにもなった。
3月には
ほぼ一年間の予定を2月に立てれたので、宣伝が打ちやすい。
大手サイトにも掲載するので、期待できそう。
印刷に出してたチラシがもうすぐ届くので、県内に配り歩こうと思う。
6月には
春のツアーが終了。多少バタついた感あるけど、お客さんにはそう見えてなかったのでセーフ。
反省会もし、夏にはもっと素晴らしいツアーを提供できそう。
プチツアーの方はシキミ組合の見学、炭窯ツアーが形になった。宿のお客さん中心に勧めてみる。
9月には
夏のツアーも大成功。
お客さんの中にとても室戸を気に入ってくっださった方がいて、ツアー後にも遊びに来てくれた!なんて嬉しいことやろう。
生産者側の反応も良くまたやろうと言ってくださった。ツアー前後でコミュニケーション多めに取ってたのがよかったんやろうな。
出会った障害
・年4回のプログラムを作るのは大変
・小イベント連発も大変!
克服方法
・一昨年のイベント経験を骨組みにしたので、内容を入れ替えるだけでスムーズに企画できた。困ったときはうみ路メンバーが助けてくれた。
・小イベントは他の目的と組み合わせることで省エネルギー化。見え方としては、着実に多くの実績を積み上げてこれてる
発信 -ブログ
内容
ほぼ毎日更新できてた。
1日に3記事くらい書くこともあったから年間500記事くらいは書いたと思う。
主に日々のことやけど、書評や、自然環境系の記事もだいぶ増やした。
環境系で100記事くらいかけた。勉強にもなったし、ターゲットにしてた読者層がついてきた感じ。
3月には
続けてるとブログ書くのが楽しくなってきた。日に2記事書く日も珍しくない。
PVもやっと1万PVいくようになった!
記事増えた分カテゴリも整理して、デザインもリニューアルしてみた。
6月には
今年度入ってから環境系の記事を増やしてる。まずは文字数とか気にせず書いてみてる。
キーワードとかを意識したボリューム記事も月に何記事か書いてるので、検索でヒットしてる。もっと記事増やそう。
9月には
PVは右肩上がり。記事更新もコンスタントに続けてる。
最近はブログ経由でゲストハウスの問い合わせも増えてきてうれしい。
ちょこちょこ取材の話も入ってくるのはこのブログのおかげやなあ。
出会った障害
・記事あたりの作成時間
克服方法
・最初は1記事あたり40分くらいかけていたが、今は10~20分で書き上げる。専門的な記事も普段からデータやネタをためるようにしてたから30分もあれば完成。テンプレができたことで穴埋めになって楽になった。
発信 -SNS
内容
ツイッター、インスタを中心に積極的にコツコツ運用できた。
FBもたまに近況報告的に使うようにしてたら、来れ経由で今やってることを知ってもらえて室戸に遊びに来てくれるということも発生。
ツイッターはまさかの5000フォロワー!びっくり!
3月には
フォロワー1000人突破!
これから雪だるま式に増える事を期待しよう。
インフルエンサーのアカウントの研究が効果を発揮したみたい。
6月には
変わらないペースでSNS運用中。フォロワーも着実に増えてる。
9月には
最近SNS経由でメッセージもらったり、室戸に来てくれたりする人が本当に多い!うれしいことや!
昔憧れてたネットの有名人に近づきつつあるな。
コミュニケーション大事にしていこう。
出会った障害
・毎日たゆまず更新できるか
克服方法
・基本的にSNSは大好きなので苦もなく続けられた。目標が1日10投稿だとすると、普段は20投稿することにしてたので、多少勢いが落ちても大丈夫だった。下書きのストックを活用したことで楽にできた。
能力 -自然観察
内容
自然観察会100回のプロジェクトも達成!
大半は一人でフィールドに出ることが多く、じっくり観察することでだいぶ知識も増やせた。
観察コースも2つはできたから、もっと増やしていきたい。もはや即興で観察会できるレベルになりたい。
3月には
笠木山の自然観察はもうほぼ習慣。
1月から習慣トラッカー続けててよかった。
6月には
いつものコースの樹木は全部覚えた。
このおかげで、他のところにいっても、ミニガイドができるようになった。
草本もわかるものが増えてきたな。
図鑑を普段持ち歩いてチェックしてるおかげ。
9月には
宿泊客向けに無料の自然観察会を実施してるので、20回くらいは自然観察してるかな。
個人的なのは50はしてるから、もう70回か!100回の自然観察会は目前やな!
出会った障害
・自然観察のための時間をとれるか
・種数を覚えられるか
克服方法
・ついでの観察ルートを作ることで、日常に自然観察を組み込むことができた。
・普段から図鑑を持ち歩くこと、葉っぱ図鑑の作成、復習を繰り返すことでかなり多くの種を覚えれた
能力 -英語
内容
続けることに苦労したけど、仲間を作ることで何とか乗り越えられた。
今年後半にやった毎日のオンライン英会話がなかなか効いたな。
英文の読解もだいぶスピードが上がって、英語での情報収集が簡単にできるようになった。
特に海外の環境保全の最新ニュースをチェックする習慣ができたことで、この分野の方々といろんな話ができるようになったのがすごい進歩!
3月には
ローマの休日セリフ覚えきった!!
週3回は通しで映画みてたからな。
すっかり英語脳に切りかえれるようになってきた。
6月には
4月からは、室戸のことを英語でしゃべれるようにする練習と、生物系の勉強を英語でしてる。
少しだけやけど、宿に泊まりに来たお客さん相手に学んだことを披露できてる実感はある。
休学時よりしゃべれてるかも。
基礎を少しずつやってる成果かな。
9月には
今月やっとオンライン英会話を始めた!毎日25分のコース。
今のところ2週間続けてるけど、苦手意識がみるみるなくなっていってる。
さすがに、英語使って仕事してる人には到底及ばないけど、宿をやる分には十分な英語力になれた。
来年4月にはフィジーとフィリピンの留学を決めてるから、そっちの資金も半分は貯まった。旅行がてら行ってくるぞ!
出会った障害
・学習を続けられるか
克服方法
・必ず毎日少しでも英語に触れることで抵抗感を減らした。室戸に関するテーマごとの学習のおかげで、英語の案内もできるようになり、おもしろくなってきた。時たま英語で思考もする。
さいごに
以上、充実した2018年でした!!
これらの振り返りは、手帳と仕事場のデスクにコピーを貼り付け、この1年常に意識できるようにしました。
よし。やるぞ!
目標管理シート テンプレート
A4サイズでWOOPを使った目標管理シートを作成しました。
ダウンロードして、テーマごとに作ってみてくださいね!
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