情報発信は地域内へが一番大事!現役地域おこし協力隊が実践中の方法5選! | 旅と暮らしを楽しむ かなの自然体験記
更新日: 2017.10.20  カテゴリー: 地域おこし協力隊

情報発信は地域内へが一番大事!現役地域おこし協力隊が実践中の方法5選!

地域で大事!内向き情報発信

はじめに

地域活動においてとても大切な情報発信。みなさんはどこへ向けて発信していますか?
イベントの集客アップ、商品の販売促進などを目指し、より広く多くの方に届くよう「外向き」の発信に力を入れられてるかと思います。

でも、地域住民のみなさんと活動を盛り上げていこうと考えているなら「内向き」の情報発信こそ重視しなければいけません。この記事では、地域を味方につける 内向き情報発信の大切さを伝えたいと思います!

読んでほしい人

この記事はこんな人におすすめです!

  • 地域活動の仲間がなかなか集まらないと悩んでいる人
  • 取り組んでいる活動が地域に浸透していないと感じる人
  • 何をしてるかわからないと批判されがちな 地域おこし協力隊
  • 地域で自分の存在感がないと感じている 地域おこし協力隊

地域の方の反応が今一つなのは、「内向き情報発信」不足かも!?

なぜ地域内への情報発信が大事なのか

それでは最初に、なぜ内向きの情報発信が大切なのか考えてみましょう。地域で内向きの情報発信をしたときに得られる、主な効果は以下の通りです。

  • 活動の輪を広げるため
  • 活動している方へのねぎらい、感謝を込めて
  • 話題作り
  • 信頼関係を作るため

まず、地域で活動するためには住民の協力が不可欠です。協力してもらうためには、自分の存在、取り組みの存在を知ってもらえないと話になりません。
活動を始めたあとも、情報発信することで仲間を増やしていくことができます。

次に、協力してくれた方に今後も参加してもらうためには、手伝ってよかったな、という気持ちになってもらわなければ続きません。活動の達成感を味わってもらったり、感謝を伝える一つの方法としても情報発信は使えます。

情報発信によって、活動を知ってもらえると、地域の人に話題にしてもらえます。話題にしてもらえれば、活動にも自然と関心も寄せてくれるようになります。

また、どんな活動をしているのか知ってもらうことは、信頼してもらうことにもつながります。
だって、何してるかよくわかんない人は、よくわかんないから信頼できませんよね??

カンタンなことをやるか、やらないか

内向きの情報発信といっても、なにも難しいことは一切していません。とてもカンタンなことを、やるかやらないか、それだけです。誰でもできるちょっとしたことの積み重ねが、あとあと大きな違いとなってくるんです。

それでは、私が地域おこし協力隊として地域に関わるときに実践していることを紹介していきます!

内向き情報発信の方法5つ

回覧板で見てもらう

地域でのできごとや、地域を盛り上げるために知ってほしいことを「〇〇通信」として、回覧板でまわしてもらっています。地域の自治会長さんに頼み、必要枚数を刷ってお渡ししています。

ひなたぼっこ通信

本当に簡単なチラシです。デザインなんてできなくても大丈夫。

これは、ワードで作ったものですが、手書きでもいいと思います。
とにかく、情報さえ伝わればいいんです。文章が苦手な人は写真をたくさん掲載しましょう。

市の広報は あなどれない

意外と市町村の広報誌はあなどれません。あなたがもし地域おこし協力隊など、広報誌に記事を掲載できるのなら活用しない手はありません。原稿を書くだけで、その市町村の全世帯に情報を届けられるなんて、労力対効果はかなり高いです。

一番カンタンなのはしゃべること

紙媒体での情報発信を2種類紹介しましたが、それよりカンタンなのはしゃべること。地域の方にどんな活動をしているのかしゃべりまくりましょう!相手に伝わりやすいワードを選んで、簡潔に説明します。

田舎では口コミという情報発信はかなり強いのです。
人に話し、その話題をその方が別の場所で話せば、その人も新たな発信者になっちゃうのです。発信者を増やしましょう。

また、話す中で今の活動へ対する要望やアドバイスなんかもいただけたりします。話がはずめば、こんなことをしてほしい、こんなことをしてみたい、なんて次の活動のヒントも見つかります。そこまでいけばしめたもの、「それいいですね!」ってその方を巻き込んで、一緒に活動しちゃいましょう。

活動そのものを見せる工夫

活動そのものを見てもらうことも情報発信になります。

私が活動をしていてこれはよかったなと思うのが、人目に付くところで活動すること。
下の写真は、イベント用の野菜を育てるために借りた畑です。これはたまたまだったのですが、借りた畑は集落の入り口のみんなが通る道沿いにありました。

活動場所がみんなに見えることで、作業中に話しかけてもらえますし、気にかけてもらえます。過程を見てもらえるという点でも、この場所に畑があってよかったなと思います。

畑に限らず、活動場所は地域の人が通りがかりやすいところで行うのがおすすめです!

遊休農地で畑作りをする様子

活動そのものに巻き込むこと

内向きの情報発信で一番強いのは、なんといっても地域の方に活動へ参加してもらうことです。参加してもらうというより、地域の方が中心となって地域活動をできるのが一番いいですね。

これも口コミの情報発信につながるのですが、ただ聞いた話よりも、自分が活動している話をする方がより大きな宣伝効果があります。地域の方にかかわってもらい、地域の方から情報を発信してもらう。これが最強です。

まとめ

参考になったでしょうか?

  • 地域活動では「内向き」の情報発信こそ大事!
  • 内向き情報発信はカンタンなことの積み重ね
  • 地域の人を巻き込むのが一番手っ取り早い

地域での活動が思うように広がらないなぁ、なかなか認めてもらえないなぁ、と感じる人はぜひ意識的に「内向き」情報発信をしてみましょう。

それでは、今日はこのへんで。

一緒に地域をおもしろくしよう!

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