地域おこし協力隊卒業後を見据えてナリワイを考えてみた【ワークショップの様子】
はじめに
どーも!室戸市地域おこし協力隊のかなはしもと(@khashimoto1105)です。
今回は高知県東部の地域おこし協力隊の会議でやったワークショップのレポートです!
任期の限られた地域おこし協力隊の自立のきっかけのきっかけになるような内容です。
自分一人でもできるワークなので、ぜひやってみて、卒業後のことを考えてもらえたらと思います!
ナリワイって何?
まずナリワイを考える前に、ナリワイって一体なんだ!?ってところを整理しておきましょう。
ナリワイ作りのプロ伊藤洋志さんの言葉をお借りするとこんな感じ。
ナリワイって?
ナリワイとは、個人で元手が少なく多少の特訓ではじめられて、やればやるほど頭と体が鍛えられて技が身につき、ついでに仲間が増える仕事のことです。いちおう仕事なんですが労務か、と言われればやればやるほど仕事自体が生活の充実に直結するので、労務ではありません。
自分らしく生きようとする地域おこし協力隊が自立するときにぴったりなものなんですね。
詳しくは『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』を読んでみてほしいと思います!伊藤さんはおもしろい事をたくさんされていて、初めてお話を聞いたときは衝撃&目からウロコの連続でした。地域おこし協力隊、田舎暮らしをする人はマジで要チェックです。なかなか考え方が変わりますよ。
”「個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのではなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事を「ナリワイ」(生業)と呼ぶ」(まえがきより)。生活と遊びの中から年間30万円程度の、他者と競争しない仕事を複数つくり、生計を組み立てていく方法論。” ー商品紹介より
ナリワイとはなんだー!?って方はぜひチェックしてみてください。
”2011年刊行の『月3万円ビジネス 非電化・ローカル化・分かち合いで愉しく稼ぐ方法』でこのアイデアを発表したところ、日本各地でワイワイガヤガヤ仕事創りが始まった。孤独でなくする、農村に人を惹きつける…など、カテゴリーに分けて100個の実例を紹介する。” -商品紹介より
こちらにはナリワイの実例がたくさん載っているので、実践していきたいという方はすごく参考になると思います。なるほど~そういう価値ってナリワイになるんだ!と頭を柔らかくしてくれます。
ワークショップの内容
ナリワイが何ぞやというのが分かったところで、ワークショップの内容です。
地域おこし協力隊東部ネットワーク会議にてワークショップ!
みんなで卒業後のナリワイを考えてます。
あなたが提供できる
100円の価値は?
1000の価値は?
10000の価値は? pic.twitter.com/TJMmpix3Xh— かな はしもと (@khashimoto1105) 2017年11月1日
内容は簡単なもので、
・ナリワイってこんなものだよ
・じゃあ、自分たちはどんなナリワイを作れるのか考えてみよう
というものです。
ワークとしては
・100円の価値
・1000円の価値
・10000円の価値
を書き出します。
かなはしもとの場合は?
提供できる価値
¥100 ¥1000 ¥10000
かなはしもとversion pic.twitter.com/Hh6aXbgwN5— かな はしもと (@khashimoto1105) 2017年11月1日
かなはしもとの場合はこんな感じです。
かなはしもとが提供できる100円の価値
・ミニ自然観察会
・大学休学中の過ごし方アドバイス(質問に答えます形式)
・地域おこし協力隊 地域の選び方アドバイス(質問に答えます形式)
かなはしもとが提供できる1000円の価値
・旅を楽しめるしおり作り代行
・シキミの草木染ワークショップ参加券
・竹の器作りワークショップの参加券
・日南のおいしいもの詰め合わせセット
・竹林整備1時間やります
かなはしもとが提供できる10000円の価値
こうしてみてみると、チラシなどこちこち作る系、体験ワークショップ企画系が自分の得意分野ですね。あとは、自分の経験してきたことを生かせる、アドバイス系、竹林整備など。
けっこうこうやって考えるのは楽しく、100円1000円なんかの規模だと想像も付きやすいんですよね。結局は仕事もこんな、細切れの価値を集めて作るものと思えば、この拡張で自分の仕事もイメージできますよね。
まとめ
100円、1000円、10000円単位でナリワイを考えてみませんか?
このワークは自分の得意を洗い出すという意味でもぜひやってみてほしいワークです。応用として、自分をよく知る人に質問してみてもいいですよ。「あんた、1000円で私に何してほしい?」とね。
自分で仕事を作っていくぜって方はぜひやってみてください。
それでは今日はこのへんで。
関連記事一覧