更新日: 2021.04.07 カテゴリー: エコグッズ

地球にやさしいヤシノミ洗剤を使ってみた｜パーム油使用だが環境への取り組みは？

はじめに

ヤシノミが描かれたこの洗剤、一度は目にしたことがある方が多いのではないでしょうか？

今回は、生分解性が高く、洗剤としても使いやすい、ヤシノミ洗剤を紹介していこうと思います。

熱帯雨林の破壊につながるとして、パーム油の使用が問題となっていますが、パーム油を使った製品を作っているサラヤはどのような取り組みをしているのかも、合わせて紹介します。

地球にやさしい洗剤を使いたいな、という方はぜひ参考にしてみてください！

生分解性が高いヤシノミ洗剤

自然派のサラヤ公式通販より

シンプルでおしゃれなパッケージのヤシノミ洗剤。
生分解性の高い成分でできており、一般の合成洗剤と比べて、地球にやさしい洗剤です。

原料にはRSPO認証を得たパーム油を使っており、売り上げの1％をボルネオ島の保全に使っているなど、環境保全活動にも力を入れています。

ヤシノミ洗剤　ポンプ × 3個セット

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ヤシノミ洗剤のエコなポイントや特色

地球にやさしいポイントや、商品の特色は以下のとおり。

生分解性が高い
無香料・無着色
ボルネオの環境保全活動
RSPO認証を得たパーム油

生分解性が高いことをウリにしているヤシノミ洗剤。
実験では、28日間以内に生分解度が60％以上と認められ、生分解性が高いといえるとのこと。
参考 >>ヤシノミのよくある質問｜サラヤ株式会社家庭用製品情報

また、洗浄成分以外のものは入っておらず、無香料・無着色です。

環境を考える上で気になるのは、パーム油の使用。パーム油とはアブラヤシから採れるオイルです。
アブラヤシは熱帯雨林を切り開いた農場で生産されるため、森林減少やそれにともなう生物多様性の低下など、さまざまな問題が起こっています。

参考 >>パーム油の問題点 | パーム油調達ガイド

そんな原料を使っている製品なので、企業として環境への取り組みも進めています。
ヤシノミ洗剤を含む、パーム油を使用した製品の売り上げの1%をボルネオ島の環境保全に使っています。

そして、製品に使っているパーム油は、RSPO認証を得た持続可能なものです。

RSPO認証については、以下の参考サイトをご覧ください。
参考 >>RSPO Certification | RSPO – Roundtable on Sustainable Palm Oil

ヤシノミ洗剤のエコじゃないポイント

合成界面活性剤が含まれる
パーム油を使用している
容器がプラスチック

ヤシノミ洗剤は、生分解率100％(一次分解)のせっけんではなく合成洗剤です。
合成洗剤にも種類はたくさんあり、その中でも生分解性の高いものが使われていますが、せっけんよりかは生分解率は劣ります。

また、RSPO認証を得ているパーム油ではありますが、熱帯雨林を切り開いた農場で作っているため、100％エコとは言えないでしょう。

容器はプラスチックで、詰め替え用が販売されています。
2回目以降は、詰め替えパックを利用することで、プラ使用量とゴミの削減をこころがけましょう。

ヤシノミ洗剤を実際に使ってみた！

スポンジに出すとこんな感じ。少しさらっとした普通の洗剤です。

泡だちもいいです。

実際に食器洗いに使ってみた感じは、しっかり汚れも落としてくれて、問題なく使えます。

ただ、ちょっと泡がなくなるのが早いかなという印象です。

使い方

普通の食器洗い用洗剤として、つけおき洗いやスポンジで使用します。

スポンジの上手な使い方
1.まずスポンジで泡をしっかり立てて、食器に泡をまんべんなくつけます。
2.泡をつけたまましばらく放置（汚れを浮きあがらせます）。
3.スポンジをキレイに水洗いします。
4.（3）のスポンジで食器をこすり、水洗いします。
ヤシノミのよくある質問｜サラヤ株式会社家庭用製品情報より